2022年6月から約2ヶ月、ドイツに滞在していた時のお家をご紹介します。
お家からの景色。
場所:デュッセルドルフ
場所は日本人が多いと言われるデュッセルドルフ。
ここならドイツの中でも比較的簡単に素敵なお家が見つかるだろうと安易に考えていましたが、
それがなかなか難しかったのです。。。。。
結局私が見つけたのは、「デュッセルドルフ掲示板」というサイトで、
日本人の音楽家の方がお一人で住まわれているというお家。
その音楽家の方が2ヶ月ほど日本に帰られるとのことで、その間貸していただける、
というお約束で滞在させていただきました。
家賃:€400
家賃は1ヶ月400ユーロ(滞在は2ヶ月なので800ユーロ)私は銀行口座を持っていなかったので
直接現金でお支払いしました。
たぶん、お安めなのかな…と思います。
お家自体はとても綺麗で、オーナーの方に気を使ったりする必要もなくのびのびと
1人で住む分にはまったく問題ない。
と、当初は思っていたのですが、住み始めるとなかなか住みにくさを感じまして。。
ちょっと大変だったな、ということをいくつかご紹介します。
住みにくい理由
①最上階ほど最下位クラス。そして暑さ(寒さ)がハンパない。
まず、お部屋は最上階の5階だったのですが、
住み始めた当初は「高いところ大好き!ハッピー!」状態でいたのですが、
毎回5階まで階段で上り下りする羽目になりました。。。。
全然知識がなかったのですが、ドイツのお家事情は日本とは違って
最上階ほど最下位クラスなのだそうです。
理由は簡単で、一番行き来がしにくい場所にあるから。
夏は暑く、冬は寒いのです。
もちろんエレベーターなんぞございません。
日本はタワマンとか最上階ほどステイタスの上がる構造ですよね。
ドイツは真逆だそうです。
こうした事情も知らず、ぬか喜びしていた私は夏の暑さの中、
重い買い物袋を下げて毎回5階まで上がっていました。
お部屋を貸していただいた日本人の方も初めて迎える夏だったそうで、
クーラーもなく、夜は窓を開けて寝ていました。
②よく虫が入ってくる。
私が住んでいた夏の時期は、よく虫が入ってきていました。
ハチの時もあれば、クモもいました。
ハチやクモについては、お願いだから何もしないからどうかどうか窓の外へ出て行ってくださいと、必死の祈りを捧げていました。
とりあえず窓を開けて人間が外に逃げ、数時間して帰ってくると大体はいなくなっていたのですが、帰宅してもまだいらっしゃると、同じように窓を大きく開けて外出してました。
③Wi-Fiがない。
もともとドイツを含むヨーロッパは、スマホ代は日本に比べてとても安いのです。
ですが、私はその当時ドイツにてスマホの契約ができず、本体しか持ち合わせていない状況でした。(スマホの契約をするためには住民登録が必要なのです。それができていませんでした。)
なので、スマホでインターネットを使用するにはWi-Fiがあれば本当にありがたかったのですが、
ドイツはとにかくスマホ代が安いので、お家のWi-Fi契約をしない方が懸命とも言える状況なのです。
なので、私は楽天モバイルをドイツでも使用して生活していました。
海外で日本の通信を使うと高額請求されるのではとビクビクしていたのですが、
格安SIMというのは海外で使用しても全然高くはありませんでした。
(海外ローミングエリアでの利用というやつです。)
④洗濯機がない。
一人暮らし用のアパートなのですが、洗濯機が置いておらず、
近くのコインランドリーまで洗濯をしに行っていました。
まぁ、問題ないかな…と思っていましたが、
お家から最寄りのコインランドリーまで徒歩15分はかかっており、
週に1回は大きめのバッグ2つに汚れた洋服を入れて歩いて通っておりました。
コインランドリーは私の通っていたところは朝10時までに回せば€3.5で、
その時間を過ぎると€4だったので、朝早く起きて洗濯しに行っていました。
やはり少々不便なので、お家探しの際は洗濯機がある方がいいです。
⑤排水溝が詰まりやすい。
私が滞在していた2ヶ月ほどの間に一度、お風呂の排水溝が詰まってしまったことがありました。
私は当時髪の毛が長く、毛量も多く何らかの形で詰まってしまったものと思われます。
よくよく調べてみると、結構詰まることがあるみたいです。
結局、dmというドラッグストアで専用の洗剤を購入し、借主の方に許可を得て
使ってみたところ、問題なく流れていってくれたのでとてもホッとしました。
日本でもこういったことがあると焦りますが、海外ドイツでは尚のこと焦りました。
ドイツの住宅事情
いま、ドイツは移民が多くドイツ人ですらお家を探している方は半年以上探している状態だそうで、ドイツ全体で家探しは大変困難になっているようです。
ましてや、私のようにドイツ語がまったく話せないとなると、
大家さんもコンタクトすらしてくれないとかです。
(逆の立場で考えたら日本語のわからない外国の方にお家を貸すとなると、
契約からつまずきますもんね…。)
それでも、私の場合はお家を貸してくださった日本人の方がとても良い方だったことや、
ドイツに2ヶ月住む、という経験ができたことはとても良かったと思っています。
(ただ、ここで何かあっても誰にも気づかれないな…という不安は常にありました。笑)
私は海外生活を本当に楽しむタイプの人間なので、迷うこともないのですが
迷われている方は絶対経験した方が良いです。とっても楽しいですよ。
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